旅館 清龍は、新たに「まち宿 壱龍」として
リニューアルオープンいたします。
53年間の長きにわたり旅館 清龍をご利用いただき、
誠にありがとうございました。
時は遡ること1970年(昭和45年)、日本国有鉄道(国鉄)が始めた個人旅行向けキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」のポスターに、飛騨高山の名所である上三之町の写真が採用されたことから、飛騨高山ブームが始まりました。このような背景の中、1970年に旅館清龍は産声をあげ開業いたしました。当時、鉄筋5階建てのモダンな建築はまだ珍しかったようです。
時代背景としては、1964年(昭和39年)に東京オリンピックが開催され、同年に東海道新幹線も開業しました。また、大阪万博も1970年(昭和45年)に開催され、戦後復興が完了し、新たな時代の幕開けとなる時期であったようです。
そのような背景の中、旅館清龍では夕食をお部屋で、朝食をレストランでご提供しておりました。このようなスタイルは現在では少なくなってきているとお聞きしております。
以来、53年間にわたり多くのお客様にご利用いただき、現在に至ることができました。改めてご愛顧いただきました皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
しかしながら、50年以上経過した施設では時代の流れに対応するのが困難になり、老朽化も進んでおります。そのため、今回、大改装を決意いたしました。新しい旅館は、「旅館 清龍」から「まち宿 壱龍(まちやど いちりゅう)」という新しい屋号での出発となります。
「まち宿 壱龍」は「たのしい」をテーマに、今年11月2日(土)にリニューアルオープンいたします。部屋数も改装前の25部屋から11部屋に減らし、よりお客様にきめ細やかな配慮ができるようにいたします。また、新たに食事棟も新設いたしました。今後とも「まち宿 壱龍」をご期待いただき、ご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
2024年(令和6年)8月吉日
フロンティア観光株式会社 スタッフ一同
旅館 清龍の歴史
- 1970年(昭和45年)1月
- 谷口きの実により旅館 清龍 竣工
- 1982年(昭和57年)9月
- 経営権を村井育雄に譲渡
- 1985年(昭和60年)4月
- 昭和の大規模改修により全室バストイレ付となる
- 2008年(平成20年)1月
- 村井繁喜が会社の代表となる
- 2008年(平成20年)9月
- 姉妹館 スパホテルアルピナ飛騨高山 開業
- 2010年(平成22年)7月
- 旅館 清龍を「飛騨牛専門 旅館 清龍」とし飛騨牛料理
に特化した料理の提供を始める
- 2017年(平成29年)6月
- 平成の大改修において、フロント、浴場、ロビー、
大広間の改修を行う
- 2023年(令和5年)11月6日
- 令和の大改修の為「飛騨牛専門 旅館 清龍」の営業を終える
そして、2024年11月2日(土)。清龍の精神を引き継ぎ、
新しいコンセプトの旅館に生まれ変わります。